伊豆高原「やすらぎの里」で断食体験 ④

やすらぎの里アイキャッチ
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回復食

4日目から回復食。

記念すべき1食目は回復大根と人参とりんごのシャーベット。
シャーベットが大変おいしかったです。

回復大根
1食目の回復食。回復大根と人参のシャーベット

断食は回復食がとても大事。
3日間、腸をしっかり休ませたので、
いきなり消化が大変なものを食べてしまうと、
腸が驚いてしまい、調子を崩してしまうことも・・・
高カロリーなものもNG。
体がちょっとした飢餓状態のため、
スポンジのように栄養を吸収するモードになっており、
いきなり高カロリーなものを食べると、
血糖値が急上昇して、太りやすくなったり、
血管にもダメージを与えてしまいます。

1食ごとに徐々に固形の食事になっていき、
体に負担をかけないように、ゆっくり普通食に戻していきます。
回復食が始まって2日目の夜に玄米のおむすびが出て、
食材をしっかりと咬みながらの食事が、
とてもうれしかったです。

回復食
回復食2日目の夜ごはん。

味付けは一般的な食事に比べたら、
とても薄いのですが、
断食の後は、味覚が敏感になるのか、
普段よりも味をしっかり感じられました。

城ケ崎海岸自然研究路

回復食も始まったので、
長い距離を歩いてみようと思い、
やすらぎの里本館~伊豆高原駅~
城ケ崎自然研究路~蓮着寺~やすらぎの里本館、
約11キロのコースにチャレンジ。

朝の海沿いを歩いてみたかったので、
朝の7時に出発。

天気は快晴。駅までの道中、
どんどん朝日が昇ってくるので、
朝日を海で見たい私は小走りで海岸へ。

誰もいないつり橋を渡り、
その先に、海岸に降りられる箇所があったので、
滑らないように気を付けながら岩道を下り海岸へ。
水しぶきが飛ぶくらい波が近くてスリリング。
体に波の音が響きます。
イソノヒヨドリ?も見れました。
(海岸に降りるときは、波に気をつけてください。
足場も悪く、けっこう危いです)

橋立のつり橋
伊豆高原駅の近くの橋立のつり橋
海岸
念願の海のご来光

波の音を聞きながらのトレッキングは、
本当に気持ちよかったです。
道はきちんと整備されていますが、
木の根や岩が露出している部分も多いので、
私は普通の街歩き用のスニーカーでしたが、
トレッキングシューズがおすすめです。

登山道
道中はずっと波の音が聞こえる
海岸
切り立った岩が迫力満点
ひたすら絶景の連続

7:00 本館出発
9:15  蓮着寺到着
10:00 本館到着
総距離 11.2キロ
総歩数 15,948歩
途中で休憩したり、
写真をとったりしながら進んで、3時間でした。

ヨガ瞑想

滞在期間中は、健康講座、ヨガ、トレッキングなど
様々なプログラムが用意されています。

朝のヨガで瞑想について
大沢先生がレクチャーしてくれました。

瞑想の目的は、今ここに集中し、落ち着きを得ることですが、
そうそう簡単にそんな状態にはなれません。
なので、瞑想の練習をするわけですが、
下のような図を見せて、解説してくれました。

一般的な瞑想の方法として呼吸に集中するやり方があります。
呼吸に集中しようとしますが、
ほとんどの人が数秒もすると、他のことを考えてしまうと思います。
私も「お腹すいたなー」「今日は何しようかなー」とか
3秒もたたない内に考えてしまいます。
その状態を「心のさまよい」といいます。

「心のさまよい」が起こるのは、普通のことです。
大事なのは、心がさまよっている自分に気づけるかどうか。
「あ、私、どこかに行っていたな」
「呼吸に意識を集中できていなかったな」
俯瞰ともいいますね。
気づくことができたら、もう一度呼吸に意識を戻していきます。
そして集中していられる状態を少しづつ長くしていきます。

この気づくという行為がとても大切ではないでしょうか。
気づくことができないと、
心は過去のことや未来のこと、あちこちを飛び回り、
ひとところに集中することができません。

心があちこちを飛び回っている状態が悪いとは思いません。
時には思考をめぐらせることも大事でしょう。
でも「今は集中モード」「今は空想モード」と
使い分けられることが理想で、
多くの人は集中モードが苦手です。
生活の中にあまりに情報や誘惑が多いので、
そうなるのは仕方ありません。
慢性脳疲労状態にならないためにも、
瞑想の練習はとても大切だと思いました。

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