ストレッチが続かない人にアドバイス

私が体がめちゃくちゃ硬かった頃、ストレッチは苦痛でしかありませんでした。
全然気持ちよくないし、ひたすら痛い・・・。
効果もわかりにくいし「本当に柔らかくなるのかな？」「続けていて意味あるのかな？」
こんな風に思いながら、それでも体が柔らかい体に憧れてなんとか続けていました。

私の場合「体が柔らかくなってきたかも・・・」と感じられるまでに、ほぼ毎日ストレッチをして半年ほどかかりました。
私はかなり体が硬かったので、時間がかかった方だと思います。
（どのくらい硬かったかというと、立って前屈したときに、指先が床に届かないどころか床から20cm以上離れていたり、座って開脚すると座ってられず後ろにたおれてしまうくらい）

今はだいぶ柔らかくなり、体が硬かった頃より体が動かしやすいし、全体的に体調もいいです。
姿勢がよくなったり、お尻の位置が上がったり、O脚が改善されたり、洋服が似合うようになったりなど、見た目のメリットも感じています。
柔軟性を高めるのは、時間がかかりますが、根気よく続けていけば、徐々に変化を感じられるようになっていきます。
ストレッチを続けるためのポイントを４つお伝えしますので、参考にしてください！

「ながら」でストレッチをする

前述したとおり、体が硬い人にとって、ストレッチは苦痛です。
なので、何かお気に入りの時間とセットで行うことをおすすめします。
私は友人と電話をしているとき、スピーカー機能にして、ストレッチをしていました。
好きな動画を見ながらやるのもいいと思います。
（ただし面白くて目の離せないドラマなどだと、ストレッチがおろそかになるので、多少目を離してもそれなりに楽しめるコンテンツがおススメです）
好きな音楽を聴きながらもいいと思います。
気になっていた音楽をチェックしつつストレッチをしたら、時間の有効活用にもなりますね
オーディオブックもいいと思います。

お気に入りのストレッチを見つける

「腿裏のストレッチは痛くてあまり気持ちよく感じられないけど、お尻を伸ばすのは気持ちがいい」など部位によっては、ストレッチを気持ちよく感じられるところがあると思います。
例えば首、わき腹、腰のストレッチなどは、気持ちよく感じやすいと思います。
（近いうちに「体が硬くても気持ちよくできるおすすめストレッチ」について記事を上げる予定です）
自分が気持ちよくできるお気に入りのストレッチを見つけると、ストレッチが苦痛なだけではなくなり、続けやすくなります。

伸ばしている部分をしっかりと感じて、マインドフルネスタイムに

最近「マインドフルネス」が流行っていますね。
「マインドフルネス」というと座禅を組んで、瞑想をするといったイメージがあるかもしれませんが、
実はストレッチをしながらマインドマインドフルネス瞑想をすることができます。
むしろただ座って瞑想するより取り組みやすいし、マインドフルネス瞑想で期待される脳の疲労回復の効果も得やすいと思います。

やり方は簡単です。ストレッチ中に伸びている場所に集中して、その部位が伸びているのをしっかりと感じるだけ。

マインドフルネスはいろいろな説明がされますが、一言でいうと「Don’t think! Feel」ということだと思います。
自分の体に意識を向け、体の状態を感じること。これを意識しながらストレッチを行うことで、マインドフルネス瞑想の要素が入り、リラックスや脳の疲労回復が期待できます。
また伸びている部位を意識してストレッチを行うことは、柔軟性を高める効果自体を高めることにもつながります。
集中しすぎて、呼吸を止めないように気を付けてくださいね。ゆっくりとした呼吸をしながら行いましょう。

ストレッチをする前とした後の変化を感じる

伊豆高原の断食施設「やすらぎの里」に行った際、館長の大沢先生から教えて頂いた中に「それをしている最中ではなくて、それをした後にどんな感じがしますか？体が喜んでいる感じ、気持ちいい感じがすれば、それは体にいいことです」という言葉があります。
私はこれを聞いて、健康作りについて考える上でとても大事な示唆だと思いました。

体が硬い人にとってのストレッチは、している最中はきつさがあるかもしれません。
でもし終わった後は、体がじんわり温かくなってたり、体が軽くなっていたり、気分がスッキリしていたりといった、なんらかしらのよい変化が体に起こっていませんか？ストレッチをした日の夜は、よく眠れるということもよく聞きます。
激的な変化ではないかもしれませんが、ささいなことであってもポジティブな変化を感じることで、ストレッチが続けやすくなります。

おすすめは、ストレッチをする前に自分の体の感じ（首や肩、足腰など）に意識を向け、モニタリングします。
前屈などしてみて、どくらい体が曲がるかチェックしてもいいかもしれません。
そしてストレッチを行い、し終わった後にもう一度体の感じをモニタリングします。
ストレッチを行う前より、前屈がしやすくなっていたり、疲れがとれた感じがしたりしませんか？
ポジティブな変化を探してみましょう。