やすらぎの里で昆布界では有名な大阪天満昆布社長の喜多條さんと
滞在期間が同じで、特別に宿泊者向けに「昆布講座」をして頂けることになりました。
キタジョウさん昆布のことなら何でも聞いてください！
食品業界は「うま味」と「健康」がキーワード
1900年以前には味覚は「甘味」「苦味」「塩味」「酸味」の４つでしたが、
物理学者の池田菊苗教授が「うま味」を発見しました。
池田教授は京都生まれで湯豆腐が大好きだったそう。
「この味は一体何か？」という興味から、
約38 kgの昆布を購入し、研究を重ね、
うま味の素であるL-グルタミン酸ナトリウム約30 gを得ることに成功しました。
キタジョウさん世界中の料理人が「UMAMI」に注目し、
料理の研究、開発を進めています。
しかも昆布は栄養たっぷり。
食物繊維、カルシムウム、マグネシウム、カリウム、ヨウ素といったミネラルや
ビタミン、鉄が豊富に含まれており、健康食品としても優秀な食材です。
キタジョウさん食品開発では「うま味」と「健康」がホットワード。
昆布はその両方を持つ、時代の流れにあった食材です。
昆布だしのめんどくささを解決！
キタジョウさんしかし、昆布の消費量は年々減って、売れなくなっています・・・
喜多條さんは昆布を普及させるべく、
「なぜ昆布だしを使わないのですか？」というアンケートを実施。
このデメリットを解消すべく、
喜多條さんは「昆布革命」を開発！
昆布革命とは？
だし昆布を1mm幅に刻むことで、断面積を最大化し、
うま味を早く抽出できるようにした昆布。
だしが出るスピードが速く、だしの中にでてくるアミノ酸量が
刻まない昆布より37%アップする！
キタジョウさん 上質なだし昆布を刻むという通常ではタブーと
されていたことを取り入れ、昆布だしを使いやすくしました。
昆布革命を1リットルのお水に1袋入れて、
冷蔵庫で90分置くだけで、おいしい昆布だしならぬ昆布水ができます。
しかも使った分お水を足せば、2リットル程まで使えるそう。
使い方はとっても簡単！出がらしも美味しく頂ける
お水の代わりに使ってOK
お味噌汁を昆布水で作ったり、カレーやシチューなど
普段の料理を作る際に、お水の代わりに使ってOK！
キタジョウさん 昆布は料理の名脇役。
うま味はしっかりありますが、味が濃いわけではなく、
素材の良さを引き出してくれます。
出がらしも美味しく頂ける
簡単なのは出がらしのコンブをお醤油につけて佃煮にしたり、
ハンバーグやつくねなどを作る時にそのまま混ぜたりしても、
うま味が増し、ヘルシーになります。
昆布水を作らなくても、お味噌汁や肉じゃがなどを作る際に、
そのまま入れて、一緒に煮込むだけでも、だしの効いた美味しい料理になります。
キタジョウさん 我が家では、出がらし昆布をオリーブオイルにつけて、
ハムエッグを焼く時に、昆布ごとオリーブオイルをひいて作るレシピ。
ハムが焦げないし、昆布のうま味もきいて、
普段のハムエッグより美味しくなります。
昆布水で血圧改善
うま味の力で、減塩の物足りなさを解消！
血圧が気になる方は、減塩に取り組まれている方も多いと思いますが、
「減塩するとなんだか味が物足りない」という声も聞きます。
お味噌汁を昆布水で作ると、普段のお味噌の量だとしょっぱく感じます。
うま味があると、減塩しても味が物足りなくなることがなく、美味しく感じられます。
塩分過多の食事は健康によくないけれど、美味しいものが食べたい！
そんな方は昆布水を使うことで、コクとうま味のある料理で
自然と塩分控えめの食事をとることができます。
毎朝1杯の昆布水で血圧改善
喜多條さんは以前、体重100kg、血圧は上は160近く、下は110を超えており、
体は絶不調。医者に行けば「まず体重を落としなさい」と言われたそうです。
仕事に本腰を入れようと、まずは昆布水を毎日飲むようにすると
2週間目ぐらいから、高血圧や肥満が少しずつ改善。
以後、昆布水を使った料理を食べ続けて、
今では体重70kg、血圧も50ほど下がって上110、下66になったそうです。
喜多條さんは、70代とのことですが、
肌がきれいで、すごく若々しい印象を受けました！
昆布は血圧改善だけでなく、美肌や美髪にも効果的。
たっぷりのミネラル、食物繊維が代謝を活性化させます。
昆布に多く含まれているヨウ素も、代謝を活性化させ、
若々しさを保つ効果があります。
（ヨウ素はとりすぎると、甲状腺の機能低下を引き起こしますが、
普通に食べる量では問題ありません）
昆布革命はコチラから買えます。
私もさっそく昆布水用のポットと、昆布革命10袋を買いました！
昆布革命で料理の腕を上げたいと思います。
